マクロとは?Excelの繰り返し操作をまとめよう
マクロは操作の手順をまとめるもの
マクロは、繰り返す操作をまとめて実行するための仕組みです。例えば、表の見出しを太字にして色を付ける、列幅をそろえる、といった決まった作業を再利用できます。ここでは主にパソコン版ExcelのVBAマクロを扱います。VBAはExcelなどを操作するためのプログラミング言語です。マクロはAIのように状況を理解して判断するものではなく、基本的に決めた手順を実行します。
記録から始められる
Excelには操作を記録してマクロを作る機能があります。最初からコードを一行ずつ書かなくても、繰り返したい操作を記録して再実行できます。まずは「表の見た目を整える」など、失敗しても戻しやすい仕事を選びましょう。複雑な条件分岐や、行数が毎回変わる処理では、記録したコードの調整が必要になることもあります。記録すればどんな作業も自動化できるわけではありません。例えば月次報告の整形なら、同じ列構成の表を二つ用意し、片方で記録、もう片方で再実行して比べます。見出しだけでなく数値や数式が変わっていないかも点検しましょう。
練習用ファイルで試す手順
元のブックをコピーし、個人情報のない小さな表で練習します。「開発」タブを表示して「マクロの記録」を開始し、必要な操作だけを行って記録を停止します。別の練習用データで実行し、対象のセル以外が変わっていないか確認しましょう。選択したセルを基準に動くか、決まったセルを使うかでも結果が変わります。保存するときは、マクロを保持できる形式を選びます。画面や保存方法は使用するExcelの版に合わせて公式案内を確認してください。
- 練習用にコピー
- 操作を記録
- 別の例で実行
- 変更箇所を確認
Excelとスプレッドシートは別
ExcelのWeb版では、VBAマクロの作成・実行・編集はできません。マクロを含むブックを開いて通常の編集はできますが、マクロの操作にはデスクトップ版が必要です。一方、Googleスプレッドシートにもマクロの記録機能があり、記録するとApps Scriptの関数が作られます。同じ「マクロ」という名前でも、中の言語や動く環境は異なり、ExcelのVBAをそのまま移せるわけではありません。
安全に使うための注意
マクロはファイルやデータに影響するコードを実行します。送られてきたファイルのマクロを、内容や送信元を確かめず有効にしないでください。安全警告を消すために、すべてのマクロを許可する設定へ変えることも避けます。AIが作ったコードも、何を読むか、書き換えるか、外へ送るかを点検してから使いましょう。実行前のコピーと、変更結果を確認する習慣をセットにすると、安心して小さく試せます。